私の友人に、どんな話し合いでもうまいこと話をまとめれる人がいます。
彼を見る度「大したもんだなー」と感心させられます。
皆さんの周りにもそんな人いませんか?
家族の話し合い、町内会の決め事、職場の会議や交渉。意見の食い違いやもめごとなど、厄介なことも上手に話をまとめてしまう人を見ると、「自分もそんな風になれたらなー」と思うはずです。
と、同時に「自分には到底無理だ。。。」と思ってしまうでしょうか?
待ってください!
そんなことはありません!!

「インド独立の父」と言われている、ガンジーさんはそのコミュニケーション力の高さで知られていますが、彼がこんなことを言っていました。
一人の人に可能なことは万人に可能である
インド独立の父、ガンジー (「ガンジー自伝」より)
ガンジーさんが言っているように、あなたにも私にも、特殊な才能がなくても「話をまとめる」コミュニケーション能力を身に着けることは可能なのです。
「話をまとめる」のは難しい?
ただ現実はそんなに簡単なものではありませんよね。
大して重要なことでもないのに、なかなかまとまらずに話し合いがただただ長引くということはだれしも経験したことがあるのではないでしょうか?
単純に「どこで食事するか」、「なにを食べるか」、「誰を誘うか」ということだけなのに、なかなか決められないこともあるかもしれません。
簡単な商談や話し合いのはずが、ちょっとしたことで拗れてしまい収拾がつかなくなってしまうこともあるのではないでしょうか?
理論的にはごくごく単純な話で、簡単なロジックがあるにもかかわらず、どうもうまく話がまとまらないということは、家庭でも職場でも、また友人間でもよくあることです。
簡単なことなのに、なぜか話がまとまらないで時間だけが無駄に過ぎていく。。。
はてさて、なぜなのか?どうしたらいいのか?
まずは、理解しておきたい3つのポイントがあります。
「話がまとまらない」ワケ
それでは、簡単なはずの「話がまとまらない」不思議の解明をしてみましょう。
いくつかの要素があります。
まず第一のポイントは、人の「感情」です。
1.”感情”を考慮に入れる
よく”ロジカルシンキング”というように、合理的、効果的な論理(ロジック)を持つ人が、能力の高い人と評価される傾向があります。
言うまでもなく、論理的であることは大切なことです。そしてそのための努力は惜しまず払うべきでしょう。
ただ、「話をまとめる」ことのできるコミュニケーション能力の高いリーダーとなりチームや社会に貢献するためには、論理だけではうまくいかないのです。
それはなぜか?
なぜなら、人間には「感情」があるからです。
そして、その「感情」は人それぞれ大きく異なっているからです。
論理だけではなく「心理」というものを考慮に入れない限り、話をまとめることなど到底無理ということになります。
人には「感情」があるので、「理論」「ロジック」だけで話をまとめること不可能!
論理的な人がいともかんたんにパンパン話をまとめて前に進めているように見える場合、ただ単にロジックだけでそうしているわけではないということです。
本人が意識して行なっていたとしてもあるいは無意識だったとしても、その際に実際に起きていることはこういうことです。
- その人は、関係する人の感情や気持ち、いわゆる「心理」を考慮に入れたうえで、ロジック(論理)の適用)をしながら、コミュニケーションをして「話をまとめる」ことを成し遂げているのです。
話がうまくまとめられないとき、「論理」にこだわりすぎたりしていないか、相手の「感情」を汲んでいるか、自問してみることが大切です。
人の「感情」という繊細な要素が、「話をまとめる」ことが難しくすることが多々あることをまず理解しておきましょう。
次に、二つ目におさえておきたいポイントです。
2.なにを達成すべきことかを間違えない
どんな人間関係、どんな状況においても、社会生活を円滑にし仕事を順調に行うためには「話をまとめる」という能力が非常に重要になってきます。
人は一人では生きていけない故、人間生活を営んでいくうえで、この能力は特に重宝するものです。
それで、「話をまとめ」て物事を進めるということが、「何を意味するのか」、「何を目的とするのか」をまず間違えなく定めることが大切です。
目指すことは何なのか、「動機」は何かというところで間違ってはいけないのです。
トラブルシューターにはなるな!!
何かの話し合い、決定において、目指すべきところは、単なる「トラブルシューティング」ではありません。「目指すべきことは、単に問題をなくすることではない」ということはまず肝に銘じてください。
問題解決・トラブルシューティングは、「蹴散らす」イメージがあり人間関係においてネガティブなイメージを持つ場合があります。
そうすると当然ネガティブな影響があります。
ネガティブ1
視点が批判的になる
ネガティブ2
意見者が委縮
ネガティブ3
摩擦が生じる
このように、ネガティブな連鎖により不必要な摩擦が生じてしまうことが多くなってしまいます。
ですから、単なる問題解決・トラブルシューティングを目的とするような取り組み方ではいけません。そのさらに先を見る目を持ち、何を達成したいかにフォーカスするのが得策です。
話をまとめる時、トラブルシューティングが目的ではないことを肝に銘じること!
トラブルシューティングは、あくまでも「目指すもの」に到達するために時折必要になってくるものであり、それ自体が目標となってはいけません。
では目指すべきことは、一体何なのか?ということを考えてみましょう。
「より良い」結果にコミットする!!
「ベター」を模索し、「より良い」を達成することであるべきです。
この思考により、「排除」的思考から、先ほども述べた「感情を汲んだ」上での「ロジック」の適用がしやすい土壌を作ることができます。
様々な異なった意見がある中で、どれが一番いいかということに重きを置くのではなく、どうやっていろいろな異なるもののいわゆる「いいとこどり」をして、「ベター」を導き出すかという非常に積極的で前向きな取り組みをするのです。
達成すべきことは、「いいとこどり」であり、「より良い結果」である。
排除的思考ではなく、前向きに「より良い」ものを目指すという意識が大切ですね。
ここまでのポイントを復習してみましょう。
話をまとめるコミュニケーションにおいて、
この二つのポイントを実践するために、非常に大切になってくるのが次にあげる最後のポイントです。
3.「チャチャっと」話をまとめない!!
パッパッと話を進めていって、後になって実は同意を得られてないことに気づいたとか、チャチャっと会議を終えて決定したものの、実は関係者が気乗りしていなくてうまく協力を得られなかったという経験はありませんか?
「話をまとめる」能力を発揮するということは、結論を急ぐことではないということです。
「話をまとめる」=「結論を急ぐ」
早く結論を出すと、「仕事の早い」と評価が上がるように思うかもしれません。
でも実際のところ、ささっと話をまとめようとすると、「きちんと時間をとって意見交換をしようとしない人」というイメージを持たれたり、「相手に対する敬意があまりない人」という風に思われてしまい今後の話し合いや人間関係にも影響を及ぼしてしまう結果にもなりかねません。
結論を急いで、さっさと決めると逆に話がこじれてまとまらない。その後の別の話し合いにもネガティブな影響を及ぼすことがある
まとめ
今回は、「話をまとめる」コミュニケーション能力についてお話ししました。
今日のまとめです。
とにかくロジカルシンキング!
これではうまくいかない
とにかくトラブルシューティング!
ネガティブ思考・連鎖が生じる
チャチャっと話を進めて決定!
中長期的にみてうまくいかない
人の「感情」を考慮して適切に「論理」を適用し実践
異なる意見の「いいとこどり」して「より良い結果」を目指す
「急がば回れ」。しっかり意見交換の時間をとることが重要
- 「感情」を考慮に入れたうえで「論理」を適用する時を見極めること。要するに、思いやりです。
- そのために「トラブルシューティング」的思考ではなく、「ベターな成果」にコミットした柔軟な思考を持つこと。(これが、1の人の「感情」を汲む余裕を与える。)
- そして「急がない」こと。結論や決定に時間をしっかりとること。
こうしたことを意識し考えることで、「話をまとめる」コミュニケーション能力を磨けます。
ガンジーさんが言っているように、「一人の人に可能なことは万人に可能」です。あなたにもできますよ!
偉人イエスキリストのことばに次のようなものがあります。
自分にしてほしいと思うことを同じように他の人にする
偉人、イエス・キリストのことば
この言葉は、IICS.WORLDの推奨するコミュニケーションにおける大原則であり、モットーです。
シンプルに自分がしてもらったらうれしい応対、扱いを他の人にする、常に相手の立場に立って考えて話し合いに臨むことによって、「話をまとめる」ことのできるリーダーになれると思います。
