「初めの一歩」シリーズ:マレー語編

マレー語習得の「はじめの一歩」
実際にマレー語の勉強を始める前に、まずこの言語について少し知っておくことにしましょう。

マレー語の背景

マレー語(マレーご、Malay)は、原語読みならばムラユ語(ムラユご、バハサ・ムラユ Bahasa Melayu, ジャウィ文字:ملايو)と呼ばれています。

  • 話されている国:マレーシア、シンガポール、ブルネイ(東南アジアのマレー半島周辺地域)インドネシアで話されているインドネシア語と類似点が多い
  • この言語の話者数:2100万人(母語話者 1800万人、第二言語話者 300万人)
  • 言語系統:オーストロネシア語族・西オーストロネシア語派・ポリネシア諸語

言語名:『マレー語』?『マレーシア語』?

マレーシア人にとって「マレー語」(Bahasa Melayu)は、一般にマレーシアの標準語である「マレーシア語」を指します。ブルネイ、シンガポールでは、「マレー語」が公用語名です。

一方、インドネシアで「マレー語」は、マレー人の話す地域言語という意味でもっぱら用いられる。さらに、スマトラ島中東部やリアウ諸島、ボルネオ島の一部では、言語学上の「マレー語」の意味で、「インドネシア語」(Bahasa Indonesia)と呼んでいます。

ウィキペディアのマレー語版は、インドネシア語版が独立しているため、インドネシア語を除いた意味でのマレー語で執筆されています。

外来語の影響

マレー語話者の大半はイスラム教徒ではあるものの、アラビア語由来、ペルシア語由来の外来語は多くはありません。なぜでしょうか?

理由1:マレー語は語根に接頭辞や接尾辞を加えることによって造語や、品詞変化が容易に出来るため、高等概念や抽象概念も固有語で表現することが比較的多いから

理由2:抽象的な概念や宗教的な用語は外来語に頼ることも多いのですが、マレー語にはイスラム教伝来以前に、インド文化を通して入ったサンスクリット由来の外来語の語彙を使うことが多いから。

ペルシア語由来の外来語は一部の文化的語彙に限られ、西洋語からの借用語は英語からのものが多く、広東語などの中国語方言やタミル語などのインド系の諸言語からの外来語も多数あります。

インドネシア語では、よりアラビア語由来の外来語が多いのが特徴である。また、英語からの外来語は少く、オランダ語、ポルトガル語からの外来語、またジャワ語などから流入した借用語が多いのもマレー語との違いと言えます。

おもしろ小話:南アフリカのアフリカーンス語はオランダ語の変種とされるていますが、奴隷として来たマレー人の話していたマレー語の影響を受けています。

マレー語について少しは理解できたでしょうか?それでは、マレー語学習へ飛び込んでみましょう!!