更新:2022年2月3日
「なぜ、一生懸命伝えているのに誤解されるのか?」 「情報が溢れる中で、自分の本当の価値観が分からなくなっている」
30カ国を歩き、22年にわたり多様な文化と衝突し、共鳴してきた私が辿り着いた結論。それは、コミュニケーションの成功は「相手を知る」前に「自分を知る」ことで8割決まるということです。
2026年、AIがあなたの代わりに文章を書き、考えを要約してくれる時代だからこそ、その「核(コア)」となるあなた自身のアイデンティティを明確にすることが、最大の差別化戦略になります。

職場のコミュニケーションがストレスになっているという状況。
ならば、「転職だ!」っと、サクッと仕事を変えるわけにはいかないかもしれませんが、ストレス軽減させる方法はあります。
コミュニケーションを少し工夫することで、働きやすい状況になり、結果としてストレス軽減されます。
この記事では、具体的に
- なぜ自分を知ることが大事なのか
- 自分を理解するステップについて
- 期待できる効果と結果
という点について説明します。
1. 自分を知ることの重要性:航海における「コンパス」を整える
コミュニケーションは「自分」というフィルターを通して行われます。このフィルターが曇っていると、どれだけ優れた技術を使ってもメッセージは歪んで届きます。
本質的価値: 22年前、私が日本を飛び出した時に持っていたのは「自分への無理解」という不安でした。自分を知ることは、不確実な世界を歩くための「羅針盤(IICSのコンパス)」を手に入れる作業なのです。
2026年の視点: AIはあなたの過去のログを解析して「あなたらしきもの」を提示しますが、最終的な「意志(Will)」はあなたの中にしかありません。
「自分がどういう人間なのかを知ること」、これなしにスムーズなコミュニケーション、社会生活はなしえません。
例えば、
とても背が高い人は、自分が「背が高い」ということを「知っている」ので
天井の低い建物内で、頭をぶつけるかもしれない「可能性」を考えれる
ケガをしないように、身をかがめたりするなど「注意・予防措置」をとることができる
ケガや極まりの悪い思いをするといったような、「悪い結果を回避」できる

このように自己を「知っている」ことによって、良い結果を生むことができるわけです。
人間関係、コミュニケーションにおいても同様なわけです。
- 親や兄弟にどう接しているでしょうか。よく自制心を失い,自分の意見を押し通そうとして,きつい言い方をしたり嫌味をいますか。家族との接し方は,バロメーターとなります。
- 態度や見方はどうでしょうか?ポジティブ思考でしょうか?ネガティブになりがちですか?
- 融通が利きますか。それとも,自分のやり方にいつもこだわる感じですか?
- プレッシャーやストレスを感じるとき冷静でいられますか。
自分を分析して、どういう人間か理解することで、様々な状況でどのような問題になる可能性があるかを考えることができます。それによって、注意し予防措置を講じたり、よりよく対処することができるようになるわけです。結果として、悪い結果を回避しストレスが軽減されます。
2. 客観的な視点を持つ:自分を映し出す「鏡」を増やす
自分のことは、自分一人の頭で考えても見えてきません。客観的な「鏡」が必要です。
22年の実戦から: 海外で「日本人としてのあなたはどう思う?」と問われ続けた経験は、私に「外側から見た自分」という視点を授けてくれました。異文化との接触こそが、自分を映し出す最大の鏡になります。
デジタル・ツールの活用: 私はiPadなどを利用し、AIを「もう一人の対話相手」として活用しています。自分の考えを客観的に俯瞰することで、主観の罠から抜け出すことができます。
3. 価値観の言語化:あなたの「人生の指針」を書き出す
自分が何を大切にし、何を許せないのか。それを「なんとなく」ではなく「言葉」に落とし込むことが、QOL(生活の質)を劇的に高めます。
- コア・バリューの特定: 自由、誠実、貢献、あるいは「タイパ(時間対効果)」。
- 優先順位の確立: 2026年の複雑な意思決定も、言語化された価値観があれば迷いはありません。
言葉にできない価値観は、武器にはなりません。iPadやノートに書き出し、常にアップデートし続けること。それが**「プロの生存実況」**の質を支える背骨になります。
子どもの頃、自分がどんな子どもだったかを思い出してみよう

思い出してみよう。
・勉強はどうだったか?
・どんなことが得意で、苦手だったか?
・学校の休み時間はどう過ごしていたか?
・休日はどうしていたか?
・親や兄妹との関係は?
・友達、先生との関係は?
幼少期に、どんな自分だったかを思い出すことにより、自分のベースになってるもの・背景を再確認してみることができます。どんなエピソード、出来事がありましたか?具体的に思い出せるだけ思い出して、メモにしていきましょう。
子供のころの、出来事やエピソードをできるだけ多く、具体的に思い出す。
できれば、メモにリストアップしてみよう。
あまりいい思い出がなく、思い出したくない人もいるかもしれませんが、大事なステップです。これをやっていけば、結果的には楽になれるので頑張ってみましょう。
大学・専門学校時代、進学の選択と考え方
どんな選択をどのようにしたかは、あなたがどのような人間になっていったのかを示すものとなります。考え方、決定の仕方、その際にどのような困難に直面し、それをどのように乗り越えましたか?

・進学の経緯、努力、結果は?
・交友関係、バイトやサークルなどの人間関係は?
・趣味や経済状況 何を志し、どう取り組んだか?
・どんな悩み?
なんでも具体的にあげてみよう。
就職してから
進学後に就職した人も、進学せずに就職した人も、仕事に就いた時のことを思い出してみよう。

・就職活動はどうだったか?
・問題にどう取り組んだか
・どのように選択し、決定したか
・勤務態度、職場での評価は?
・同僚や上司との会話は?
・どんなストレスがあったか、どう対処?
・やりがいを感じていたか?
・どんな種類の成功? どんな種類の失敗?
・同僚や上司からの苦情は?
自分を知ることで、コミュ力「体幹」を鍛える
自分を振り返り理解することで、コミュニケーションを改善するための下地ができます。
これは、「体幹」トレーニングのようです。
普通の筋トレと比べても、意外ときついですよね。しかし、これを鍛えるかどうかが大きくパフォーマンスに影響を及ぼすものです。

自分の歩みを振り返るとき、次のことを理解するように努めてみよう。
自分の苦手なことを理解する
目を合わせるのが苦手?
会話が苦手?
曖昧なニュアンスを読み取れない? (空気読めない、とか常識がないと言われる?)
どのくらい苦手か自己分析。 まずは自分を正確に理解する!
偏りとこだわりを理解する
・何に興味があるか、リストアップする
・仕事、生活の中でこれは譲れないというこだわりをリストアップする
・スケジュールの変更が必要となる時の反応
偏り具合、臨機応変具合を客観的に見るようにしよう。
それぞれの時期の自分がどんな感じだったを理解することで、コミュニケーションにおいて自分がどのような適応をしているのかがわかります。
4. 強みと弱みの理解:不協和音を「個性」に変える
完璧な人間を目指す必要はありません。むしろ、弱みこそが人間らしい「共鳴」を生むきっかけになります。
強みの磨き方: 22年のキャリアで気づいたのは、強みとは「自分が当たり前にできて、他人が苦労すること」の中に眠っているということです。
弱みの捉え方: ジャズの「ブルーノート」のように、少し外れた音が楽曲に深みを生むことがあります。弱みを隠さず「補い合うポイント」として提示できるのが、成熟したコミュニケーターです。
5. まとめ:自分を知る旅は、世界への扉を開く鍵
自分を知ることは、終わりなき旅です。 しかし、その一歩を踏み出すたびに、あなたの言葉には重みが加わり、他者とのセッションはより深いものへと進化していきます。
私は今、世界一周という新しい旅の入り口に立っていますが、最大の準備はパッキングではなく**「今の自分」という楽器を丁寧に調律すること**でした。
・悪気がないのに相手を怒らせることがある
・自己中、生意気と思われる
・相手の意図がよくわからず応対に困る
こうした経験は誰しも少なからずあるものです。
この記事で考えたように、少し時間をとって自分を振り返ることにより自分を知り、分析してみましょう。どういう人間かを理解することで、対処方法が見えてきますよ。



